2010年1月28日: ワロン地域政府副首相兼経済相の Jean-Claude Marcourt 氏が、IBM、Cisco、マイクロソフト、クライメート・セイバーズ コンピューティングとの官民協力による「ユーロ・グリーン IT イノベーション・センター」を設立
(ベルギー、ブリュッセル) — 本日、副首相兼経済相の Jean-Claude Marcourt 氏とモンス市市長の Elio Di Rupo 氏の列席の下、ワロン地域政府とIBM、Cisco、マイクロソフト、クライメート・セイバーズ コンピューティング・イニシアチブは(以下、CSCI)、「ユーロ・グリーン IT イノベーション・センター」を設立しました。官民協力に基づくこの非営利団体は、情報通信技術 (ICT) と持続可能な開発の接点にある専門知識を提供するセンターを、モンス市の Initialis サイエンスパークに今春オープンする予定です。同時にこのセンターは、グリーン電力効率の分野でデモンストレーション/パイロット・プロジェクトのプラットフォームを提供します。このセンターにはワロン地域政府が 50% を出資し、2010 年に 75 万ユーロを投資しています。残りの 50% は、民間パートナー・コンソーシアムが、スタッフ、コンサルティング、インフラストラクチャー、投資の形で提供します。
「グリーン IT」は2つの部分から成ります。第 1 に、IT 業界の企業市民は、有害物質の除去、消費電力の削減、リサイクル性に優れた製品の設計や、電力効率の高いデータセンターの設計に取り組んでいます。第 2 に、グリーン IT には、IT の貢献によって持続可能な世界を実現しようとする革新的なプロジェクトも重要です。非営利事業であるユーロ・グリーン IT イノベーション・センターは、情報技術を利用して持続可能な世界を実現しようとするアイデア、プロジェクト、新興企業のために、専門知識、研究成果、経営指導を提供することにより、グリーン IT の第2の部分に大きな役割を果たそうとしています。
当センターは、新しいグリーン・テクノロジーの研究を促進する役割のほか、グリーンエコノミーにおけるエコエネルギー効率改善のための ICT の付加価値について、公的機関に推奨する役割も果たします。当センターは、持続可能な開発に関する革新的なプロジェクトを立案している新興企業、課題領域専門家 (SME)、ビジネスユニット、大学学部のための支援サービスを提供します。
副首相兼経済相の Jean-Claude Marcourt 氏は、次のように述べています。「ユーロ・グリーン IT センターは、ワロン地域政府が私の構想に基づいて数カ月前に開始したマーシャルプラン 2.Vert の主要なグリーン目標のひとつに合致します。その目標とは、これまで以上に私たちの資源と環境を尊重する社会に貢献する、新しいテクノロジーの支援を通じてワロン地域の経済開発と雇用創出を促進することです。」
モンス市市長の Elio Di Rupo 氏は、ユーロ・グリーン IT センターがモンス市に設立されたことを喜んでいます。「デジタル・イノベーション・バレー構想は、これまでトゥルネイとシャルルロアに実現され、Google とマイクロソフトの招致に成功してきましたが、今回はこの地域にユーロ・グリーン IT イノベーション・センターが開設されます。このセンターは、持続可能な開発をサポート、促進するテクノロジーに関する専門知識の拠点です。センターはモンス市に置かれ、マイクロソフト・イノベーション・センターや、オーディオビジュアル・テクノロジーの拠点である Virtualis との大きな相乗効果を発揮します。センターの設立は、エノー州の州都であるモンス市の 2 つの目的にぴったりと合致します。その目的とは、ひとつはデジタル・イノベーション・バレーにおける新しい企業の設立と多国籍企業の発展、もうひとつは ”テクノロジーが文化と出会うところ” というテーマに基づく 2015年欧州文化首都への立候補です。モンス市のデジタル・イノベーション・バレーでは、これからエネルギー分野の専門知識センターが活動を始め、地域の雇用創出と年間約 10 社の起業に貢献していきます。」
Agoria Wallonia の Georges Campioli 氏によると、ユーロ・グリーン IT センターの設立は、すでにグリーン IT 分野に参入しているワロン地域の企業に大きなチャンスをもたらします。「ワロン地域の ICT 企業の業界団体である Agoria Wallonia は、グリーン IT イノベーション・センターの発展を手助けしていきます。Agoria Wallonia では、ますます多くのメンバー企業が、私たちが直面している地球環境の重大問題に対するソリューションに取り組んでいます。研究テーマは、建物のエネルギー効率の向上、道路上のモビリティーの向上、在宅勤務/ビデオ会議システムなど多岐にわたります。未来を予測する最も良い方法は、未来を発明することです。」
モンス市の Initialis サイエンスパークに今春オープンする当センターの目的は明確です。
| ・ | 雇用創出: 2010~2012年の期間に約 250 の (主に間接的な) 雇用の創出に参加する。 |
|---|---|
| ・ | 起業支援: 年間 5~10 社の新規設立企業の成長を支援する。 |
| ・ | 新しい電力効率ソフトウェア・プログラムと制御システムの開発による、ワロン地域の技術的能力の向上: 年間 5 プロジェクト。 |
これらの目的を達成するために、本日から 2つの具体的な構想がスタートします。
グリーン IT アライアンス : 研究開発、認知度向上キャンペーン (一般市民、IT マネージャー)、リサイクルプログラムの調整を目的として、IT セクターのさまざまなプレーヤーとの幅広い連携が行われます。グリーン IT アライアンスにはメンバー企業が出資するほか、公的資金からの援助も受けています。このアライアンスは、持続可能な開発のための ITC の利用をテーマにした毎年の展示会の調整も担当します。
グリーン IT イノベーターズ・ラボ : 大きな資金を必要とする革新的なパイロット・プロジェクトの立ち上げを支援するために、「リビングラボ」が開設されます。このラボの役割は、こうしたパイロット・プロジェクトの実装、指導、調整を行うことです。
当センターは、次のようなプロジェクトを実施する予定です (これらは例示のみを目的としています)。
| ・ | エネルギーの使用を最小限に抑えることを目的とする、住宅/公共建築のエネルギー消費量計測のプロトタイプ (パイロット・プロジェクト) の開発 (スマートメーター)。 |
|---|---|
| ・ | 電力効率の向上に関するデータセンターのオペレーターの教育 (グリーン・データセンター)。 |
| ・ | 人の移動を減らすための在宅勤務と遠隔会議の利用に関する研究。 |
| ・ | 道路交通量の削減を目的とする自動車相乗り通勤または公共交通機関の可能性に関する情報提供 Web サイトの設置。道路交通と物流輸送の最適化。 |
| ・ | 古くなったマシンのリサイクルや寄付による再利用に向けたより良い解決策の研究。IT ツールの修理と再調整の役割を担うソーシャル・エコノミー・ツール創出の可能性。 |
| ・ | 電力効率の向上を目的とする新しい IT プロセスの設計、開発、マーケティング (スマートグリッド、スマート・メータリングなど)。 |
各民間パートナーは、非営利事業であるユーロ・グリーン IT センターへの出資を決定した理由を次のように説明しています。
| ・ | IBM Global Business Services のジェネラル・マネージャーである Jacques Platieau 氏は、このプロジェクトについて次のように述べています。「ユーロ・グリーン IT センターは、IBM と同じアプローチに従って目的を追求しています。それは、より環境に優しい ICT、そして持続可能な開発に貢献するICT の促進です。さまざまなプレーヤー (新興企業、課題領域専門家、大学など) の研究の支援と (可能であれば) 雇用の創出が期待されます。」 |
|---|---|
| ・ | Cisco ベルギー・ルクセンブルグ社長の Pol Vanbiervliet 氏は次のように述べています。「ほかの IT セクター/公共セクターのプレーヤーとの緊密な連携の下で、この持続可能な開発のための構想に参加することは、環境に配慮したソリューション・プラットフォームを通じて Cisco の最先端テクノロジーを世に示す絶好の機会となります。私たちは、この構想が、ワロン地域における地域経済の成長、経営効率の向上、生活の質の向上に貢献することを確信しています。」 |
| ・ | Microsoft Belux のジェネラル・マネージャーである Phillip Vandervoort 氏は次のように話しています。「マイクロソフトはユーロ・グリーン IT に参加できることをうれしく思っています。このセンターは、この 3月にモンス市に開設されたマイクロソフト・イノベーション・センターを思い起こさせます。私たちは、地球温暖化との闘いの中で情報技術が果たす役割の大きさを確信しています。まず第 1 に、ソフトウェア・プログラムの実行に必要な電力の削減によって、また特に、あらゆるテクノロジー施設の消費電力の管理と削減を目的とする強力なソフトウェアの効果によって、IT は CO2 排出量の削減に貢献します。」 |
| ・ | IT 関連の省エネ化を推進する国際的な非営利団体であるCSCIの専務理事、Pat Tiernan は次のように述べています。「CSCIは、ワロン地域における画期的な官民協力プロジェクトに参加できることを誇りに思います。CSCIとベルギーのユーロ・グリーン IT センターの使命は、ICT の全体的な消費電力の削減手法に関する認知度の向上にあります。私たちは、ワロン地域の政治指導者、地元企業、学術研究機関、個人と協力して、PC の電源やコンピューターのパワー・マネジメント機能の向上、データセンターの電力効率の向上など、電力効率に優れたコンピューティングのための革新的なソリューションを開発していきます。CSCIは、ワロン地域の関係者の団体との連携により、この地域でコンピューターの省エネ化に向けた直接的な影響力を持ちたいと考えています。」 |
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報道関係からのお問い合わせ:Pierre Leclercq (ユーロ・グリーン IT センター、プロジェクト・リーダー), +32 (0)498 70 80 38, pierre@belgiantrade.beNathalie Lafontaine (ワロン地域政府副首相執務室スポークスマン) , +32 (0)476 93 38 49, nathalie.lafontaine@marcourt.gov.wallonie.beJuliette Picry (モンス市市長室広報担当), +32 (0)497 97 08 73, juliette.picry@ville.mons.beJean-François Bodarwé (AGORIA WALLONIA PR コンサルタント), +32 (0)476 40 32 77, jean-francois.bodarwe@agoria.beRafaël Tirmarche (Quadrant Communications、Cisco 担当), +32 (0)476 68 94 92, rafael@quadrantcommunications.beYes Van Seters (IBM ベルギー・ルクセンブルグ、メディア向け広報担当), +32 (0)478 27 10 33, yvanseters@be.ibm.comAurélie Couvreur (マイクロソフト ベルギー・ルクセンブルグ、広報・業務担当マネージャー), +32 (0)497 47 47 69, aurelie.couvreur@microsoft.comJessica Repa (CSCI 環境保護担当ディレクター), 503-327-8031, jessica@climatesaverscomputing.org
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